リーダー業務に入りたての看護師さん、リーダーとしてこれで合っているのか分からない看護師さん
頼られるリーダーになるためには、①聞く力、②伝える力、③育てる力の3つの力が必要なことはご存じですか?
この記事を読むことで、明日から後輩から頼られるリーダーになり、上司からの評価も爆上がり間違いなしです!
リーダーに求められる3つの力
聞く力
周りの話に耳を傾けよう
リーダーはメンバーの意見を取り入れて業務にあたらなければなりません。
よくいる悪い例が、ワンマンタイプのリーダー
リーダーはメンバーをサポートする役割を担っています。
そのリーダーが自分のやりたいように威張っていては誰もついてきませんよね?
それに、新人看護師にも2年目看護師にも、その人なりの思いやプライドがあります。
「私の言うことを聞きなさい!」と、頭ごなしに命令していては、いつかは嫌われてしまいます。
そのままでは、お局看護師への道まっしぐらです😨
最後まで話を聞いてみよう
新人看護師にも2年目看護師にも、その人なりの思いやプライドがあります。
人の話を途中でさえぎってしまうことで、その人のプライドはとても傷つけられます。
例えば、友達とランチに行ってあなたが話しているのに、友達に「えー!それはさー!」と話をさえぎられたら嫌な気持ちになりますよね?
それと一緒です!
たとえ、話を聞いている途中で「ん??」と思っても、とりあえず最後まで話を聞いてみましょう。
- メンバーの話を傾聴する!
- 相手の話をさえぎらない!最後まで聞く!
伝える力
結論から伝える術を身につけよう
あなたは仕事中に電話を受けたとき、なにが知りたいですか?
○○号室の○○さんなんですけど、昨日は37.2℃で、今日の朝は36.7℃だったんですけど、午前中はお熱が37.1℃だったんですけど、午後になってから38.0℃まで上がってしまって、発熱時の指示がないので、発熱時の指示が欲しいです。
どうですか?(笑)
「いやいや、いきなりなんの話!?」ってツッコみたくなりますよね(笑)
最後まで聞いて、ようやく理解できるような報告は良い伝え方とはいえません。
○○号室の○○さんなんですが、午後の体温が38.0℃だったので発熱時の指示をください。昨日は37.2℃で、今朝は36.7℃、午前中は37.1℃でした。発熱時の指示がカルテに入っていなかったので、指示をお願いします。
この伝え方だとどうでしょう?
はじめに結論(発熱時の指示がほしい)が来ているため、とても分かりやすいですね!
さらに最後にも、結論を伝えていることでさらに伝わりやすいですね!
日頃から、結論から言うクセをつけておけば、とっさの電話でもうまく伝えることができますよ😊
何をしてほしいのかを伝えよう
さっきの悪い例で見てみましょう!
○○号室の○○さんなんですけど、昨日は37.2℃で、今日の朝は36.7℃だったんですけど、午前中はお熱が37.1℃℃だったんですけど、午後になってから38.0℃まで上がってしまって、発熱時の指示がないので、発熱時の指示が欲しいです。
このとき、この看護師さんは発熱時の指示が欲しかったんです。
でも、この伝え方だと、診察しに来てほしいのか、発熱時の指示がほしいのか、
医師は何をしてほしいのかが分からないまま、最後まで話を聞かなければなりません。
【なにをしてほしいのか】【相手になにを求めているのか】を先に伝えておくことで、相手はそれを意識して話を聞くことができます。
- 報告するときは【結論→経過→結論】で伝える!
- 相手に何をしてほしいのか、何を求めているのか意識して伝える!
育てる力
後輩のアセスメント力を育てよう
後輩を育成していくこともリーダーに求められる力の一つです。
後輩のアセスメント力をつけることで、どんどん後輩が育ち、質の高い看護が提供できます。
とはいえ、アセスメント力をつけるためにはリーダーは何をすればいいのでしょう?
答えは、一緒に悩んでいるフリをすることです!
後輩から「○○なんですけど、どうすればいいですかね?」ってよく相談されませんか?
ここで一緒に悩むフリをするんです!
この【○○さんはどうしたい?】の一言で、相手の考え、つまりアセスメントを引き出せます。
アセスメント力を身につけると、病態の理解が深まり、個別性に合った看護の提供ができます。
この【○○さんはどうしたい?】はぜひ使ってほしいフレーズです!
結果報告を聞こう
【○○さんはどうしたい?】このフレーズを使って、後輩のアセスメントを引き出すことができました。
後輩は、そのアセスメントをもとに患者さんのもとに向かいます。
患者さんのもとへ向かう前に、必ず伝えてほしいフレーズがあります。
「結果、どうだったか教えてね!」
私たちの仕事は、提供した看護(やったこと)の結果を評価し、再度アセスメントをすることが重要です。
例えば、熱発している患者さんに解熱剤を使用しました。その後、体温を再検して解熱剤の効果があったかどうか評価しますよね?
全ての看護はPDCAサイクルで回さなければなりません。
そのため、結果を報告してもらい、それが良かったのか、または別のアプローチが必要か、再評価する必要があるのです。
これができる看護師とできない看護師とでは、仕事の出来がまったく違います。
仕事の出来が違うということは、患者さんに対する適切な看護の提供にも関係してくることなので、ぜひ身につけてほしい能力といえます。
- 後輩育成には「○○さんはどうしたい?」「結果、どうだったか教えてね!」この2つのフレーズを使う!
まとめ
いかがでしたか?
伝える力については少し練習が必要ですが、聞く力・育てる力については、明日からさっそく使えそうですよね😊
今回はリーダーとして必要な3つの力①聞く力②伝える力③育てる力についてまとめてみました!
後輩育成は大切なリーダーの仕事、、、だけど先輩に対しては?
リーダーになったとき、先輩にはなかなか頼みずらいよ!
そういう方もめちゃくちゃ多いと思います。
そんな看護師さんもご安心を!
次回は、リーダーとして先輩看護師にどう接すべきかについてまとめたいと思います😊
こうご期待!!!